8月15日は佐渡島の堀記念 金井能楽堂での「世阿弥追善コンサート」~京都から佐渡へ~でした。
神聖な能舞台での演奏。舞台に向かって橋掛かりを一歩一歩歩いていくにつれ、だんだん集中力が高まって、それでいて心
が静かになっていくのを感じました。
当日は大雨だったのですが、(しばらく雨が降っていなかったので、恵みの雨、浄化の雨だったそうです)
200名を超えるたくさんのお客様にご来場いただきました。
会場が広いので演奏はマイクを入れて行う予定にしていたのですが、本番でマイクが切れるというハプニング!
マイクのスイッチは入っていて電源が入っていることを示すランプも点灯しているのに、音だけが入らないのです(>_<)
私はあまり気にせずそのまま演奏をしていましたが、音響スタッフさんのほうでは説明のつかない事態に驚かれたとのこと。
途中からマイクを入れなおすこともできたのですが、あまりにもお客様が静かに集中して聴いてくださっているので、そこは音響の方が機転を利かせてくださり、そのまま生の音で演奏を続けました。
あとから考えると、追善コンサートでしかも8月15日という特別な日、人間以外のお客様、祖霊やご先祖さまも聴きに来てくださっていたのではないかという気がします。。。
最後の方で、「ジュピター」を弾いているとき、能楽堂の屋根にあたる雨の音が激しくなって私の耳にも心地よくその音が入ってきました。雨の音がまるで一緒に演奏していくれているようで、なんだかとても嬉しかったです(^^♪
そしてコンサートが終わると雨はやんで綺麗な青空が顔を出し
、ご来場の皆様には傘を使わずにお帰りいただくことができたようです。
不思議な体験がたくさんあった能楽堂での舞台でしたが、
本当に良い、貴重な経験をさせていただきました。
お世話になった佐渡教育委員会の越前様、高野様、野螻様、
佐渡の能を識る会の近藤様、カメラマンの斎藤様ご夫妻、読売新聞の石原様、スタッフの皆様、おじいちゃんや家族のみんな、本当にお疲れさまでした。写真を提供してくださった伊藤様、チラシやポスターを作ってくださった和氣様、感謝しております。
皆様、本当にありがとうございました💛💛
●能舞台での演奏 トークにも熱が入ります。
●橋掛かりから本舞台に向かうところ。緊張の場面です。
●たくさんのお客様にご来場いただきました。 ●花束をくださった川村さまとの一枚
●佐渡教育委員会 社会教育課課長 越前様と。お世話になりました!
●近藤さまと一枚。近藤さまには能のことをたくさん教えていただきました。 ●最後は家族でパチリ♪♪